アンチチートポリシー

rev.1, 最終更新2017/06/15

1. 本ポリシーの目的

JCGアンチチートポリシー(以下、本ポリシー)は、JCGでの競技や大会開催の対象となる対戦ゲームにおいて、ゲームが本来サポートしない動作を助長する外部不正ツール、いわゆるチートツールの悪用を抑止することを目的としています。
不正ツールとはAimBotやWallHackなど、対戦ゲームでプレイヤーの不正な操作に大きくかかわる外部プログラムであり、アンチ・チートプログラム(Valve Anti-Cheat、PunkBuster、BattleEye、FairFight、nProtect、XIGNCODE等)の機能によって検出、規制されうる外部プログラムのことを指します。

本ポリシーでは、以下の場合に該当するプレイヤーの参加を制限します。なお、最終的にJCGは自身が運営・協力する大会において、プレイヤーを参加規制するか否かを、独自に判断する権利を有します。

2. 当該ゲームにてアカウントBAN(※1)されている場合

※1 ゲーム運営会社による、該当ゲームからのBANを指す

アカウントBANされたプレイヤーは、該当ゲームの大会への参加を禁止します。

JCGにおける「アカウントBAN」の解釈について
アカウントがBANされることは、すなわち所有者本人が当該ゲームからBANされたと解釈します。従って所有者本人が所有するサブアカウント、のちに取得したアカウントもすべてBANされたものとして扱います。

上記の解釈に従って、いかなる理由であってもアカウントがBANされている場合、大会へ参加を禁止します。プレイヤー名変更やサブアカウントを使用しての参加も同様に禁止します。大会開始後にサブアカウント等を使用して参加したことが発覚した場合は、チームおよびプレイヤーはペナルティを受けます。

正当な理由によりゲーム運営会社・ゲームパブリッシャーにアカウントBANへの異議を申し立て、その結果文書による大会参加の許諾があった場合に限り、BAN解除がされていない場合でもサブアカウント使用での参加を認めます(※2)。アカウントBANが発覚した日からJCGが許諾を確認するまでは、大会へ参加することはできません。アカウントBANの発覚が大会開催期間中である場合、該当するチーム・プレイヤーは失格となります。

※2 参考例:CSGOでのShirleyAstre選手のケース

いかなる場合でも、アカウントBANが解除されれば参加できます。

3. 当該ゲームのアカウントはBANされていないが、不正ツールを使用したことが明らかである場合

2のケースと同様に大会への参加を禁止します。大会開始後に発覚した場合、チームおよびプレイヤーはペナルティを受けます。プレイヤー名変更やサブアカウントを使用して参加したことが発覚した場合も同様にペナルティを受けます。

「不正ツールを使用したことが明らかになった場合」には以下のケースが該当します。

  • A) JCGが運営・協力する大会、ゲーム運営会社・ゲームパブリッシャーが主催・公認する大会、あるいは法人が運営する大会で、不正ツール使用と判定された
  • B) 企業スポンサード、あるいは法人が運営するチームにおいて不正ツール使用で除籍となった
  • C) 本人が不正ツール使用を認めた
  • D) 不正ツール使用であることが、誰が見ても明らかな検証レポートの提出があった
  • 不正ツール使用が確定していないプレイヤーに対し、不正ツール使用疑惑により参加を規制することはありません。

また、JCGが運営・協力する大会以外のプレイ内容について、不正ツール使用を検証し、裁定する作業をJCGは行いません。

4. 当該ゲームのアカウントBANも、不正ツールの使用も明らかでもないが、使用を公言している場合

本人が公言していることが確認できる場合、不正ツール使用・不使用の事実に関わらず、大会へ参加することを禁止します。プレイヤー名変更やサブアカウントを使用しての参加も禁止します。大会開始後に不正ツール利用が発覚した場合、チームおよびプレイヤーはペナルティを受けます。

後に発言を撤回したり悪戯目的であったりした場合でも、JCGが裁定を発表した後であれば裁定は撤回されません。それ以前であっても、運営に対する妨害行為としてチームおよびプレイヤーに対してペナルティが課せられます。

5. 別ゲーム(※3)で不正ツール使用をしていた場合

※3 ここでは「別ゲーム」を、以下のすべてに該当するゲームとします

  • 企業運営のオンラインゲームである事、または企業運営のアンチ・チートプログラムを導入している事
  • 現在もサービス中である事(サービスが終了しているゲームは対象外となります)
  • 対人戦モード(所謂PvPモード)がある事
  • 不正ツール使用が、利用規約等で禁止されている事

2~4のケースの他、別ゲームで不正ツールを使用しており、当該ゲームでは使用していないとされるケースでは、別ゲームで不正ツールを使用していたプレイヤーと、当該ゲームのプレイヤーが同一人物である事が明らかな場合に、大会に参加することを禁止します。

「別ゲームで不正ツール使用が明らかな場合」とは以下のケースが該当します。

  • A) 別ゲームで本人の不正ツール使用によりアカウントBAN(※4)(※5)されている場合
  • B) 別ゲームで3のケースの要件を満たす場合
  • C) 別ゲームで4のケースの要件を満たす場合

※4 ただし、本ポリシーは不正ツール使用に関するものであり、本ケースにおいてはアカウントBANが不正ツール由来であると説明されていない場合は適用外です。

※5 アカウントBANされたことが、ゲーム運営会社・ゲームパブリッシャーの発表や、各ゲームのプレイヤープロフィール画面等で、第三者から確認できる必要があります。

A~Cの要件を満たさなくなった場合は、参加することができます。

改定履歴
2017/06/17 本ポリシー公開