絶対王者韓国、遂に陥落。StarCraft II 2015 WCS S3はチームMillenium所属、フランスのProtoss使いLilbow選手が優勝

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2015/09/15 14:47

韓国の絶対的一強時代に終わりを告げる
StarCraft II 2015 World Campionship Series Season3
チームMillenium所属、フランスのProtoss使いLilbow選手が優勝

9月10日から13日にかけて、Blizzard Entertainmentが提供するRTS(リアルタイムストラテジー)タイトルの金字塔『StarCraft II』の公式大会『StarCraft II 2015 World Campionship Series (以下、WCS) Season3』が行われた。
SC2HLにより、今大会の名場面が早くもYoutubeで公開されているので、これを混じえながら今大会を振り返る。
2012年から続く伝統あるこの大会は、続く最大規模のSC2公式大会、『Blizzcon』への出場権も賭けた大会となっている。
2012 Battle.net World Championshipから始まるWCS系統の大会は、これまで13大会開催され、その全てで韓国人選手が優勝していたが、今回14大会目となるWCS Season3にして遂にその神話が打ち破られた。

そんなジャイアントキリングを成し遂げたのがチームMillenium所属、フランス出身のDavid "Lilbow" Moschetto 選手だ。
Lilbow選手は、前シーズンの2015 WCS Season2では準優勝している。当時、Zerg使いとして圧倒的な強さを持ち波に乗っていた韓国のHydra選手と決勝戦で戦い、4-2という大差で敗北した同氏。今回、因縁のHydra選手と決勝トーナメント初戦で再度相見えることとなった。

3本先取のBo5で勝敗を決する決勝トーナメント。第2ラウンドまでHydra選手が連取し、Lilbow選手は追いつめられるも、なんとか2連勝し試合は第5ラウンドで決する。

第5ラウンド、Lilbow選手の勝利を決定づけるワンプレーがSC2HLより公開されている。これまでの劣勢を覆し会場は満場の「Lilbow!」コールに包まれた。

続く準決勝では、スウェーデンの若さが光るZerg使いZanster選手と取っては取られての激しい戦いを繰り広げ、こちらも第5ラウンドへともつれ込む。

最終ラウンド、劣勢を演じながら敵陣からZanster選手の本隊を誘き出し、Ultraliskに対して極めて有効なArchonをぶつけることで見事撃退。

決勝戦では、同じProtoss使いとして櫓の反対側から登ってきたポーランドのMaNa選手との戦いとなった。

決勝戦の模様はTheScoreにて動画付きで詳細にレビューされている。
JCGでも日本語配信を行った録画を近日中にJCGtubeにて公開予定なので、是非その目で確認して欲しい。

決勝戦2-1で迎えた第4ラウンド。MaNa選手としてはここを抑えて追いつきたいところ。お互い激戦の末MaNa選手はWorker一体を残して本陣が壊滅。一方、Lilbow選手側は軍に大損害を被り、兵力は完全に負けている状況だ。MaNa選手がNexus再建に取り掛かり、これが成功すればほぼMaNa選手の勝利が確定という状況でLilbow選手が取った行動とは。

そして、チャンピオン決定の瞬間。

今回、これまで圧倒的だった韓国勢はWCS優勝経験のある選手やWCSランキングの10位内に座する選手が出場していながら、優勝はおろかベスト4止まりという結果となってしまった。
そこで気になったのは韓国の第一線で戦う選手たちの年齢だ。韓国の有力選手は今大会時点で24~29歳と、eスポーツ選手として一般的には高い年齢にある。一方、今回ベスト4に入った選手たちは10代後半から20代前半という若い世代であり、若い力が台頭してきた形だ。
また、今大会はSC2の拡張パック『Heart of the Swarm』を利用して開催される最後のWCSであり、次回からは次の拡張パック『Legacy of the Void』で開催される予定だ。このルールの節目が世代交代の節目と重なるのかもしれない。

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