Overwatch、クローズドβテストをフェーズ2へ移行。新モード・マップの実装、プレイヤープログレッションを刷新
2016/02/10 16:52
Overwatch、クローズドβテストをフェーズ2へ移行。
新モード・マップの実装、プレイヤープログレッションを刷新
Blizzard Entertainmentが開発を進める新作FPSタイトル『Overwatch』は、既報のとおり、昨日より欧米地域におけるクローズドベータテストを再開した。再開したクローズドβテストは、計画されていた2段階目、フェーズ2へと移行。2月16日からはアジア地域(日本は含まれない可能性あり)でのテストも開始される予定だ。
本日、Battle.netにてフェーズ2に関するパッチノートが公開され、その全貌が明らかとなった。フェーズ2ではプレイヤーのレベルアップ時に獲得できる報酬などが全く異なるものへと変更されるという点を最も大きな変更点として、新マップや新モードに加えてヒーロー間のバランスにも大きく手が加えられた。
フェーズ2 パッチ概要
プレイヤープログレッションの改変
経験値とレベル
レベルアップ
Overwatchではプレイを通してアカウントは経験値を獲得することができる。この経験値を一定値貯めることでアカウントのレベルが上昇していくが、レベルアップのタイミングで得られる報酬がフェーズ2より変更となる。以前はこの報酬によりヒーローの性能に直結するものが与えられていたが、これは全て撤廃され、今後はレベルアップ時にルートボックスというアイテム1つが報酬として与えられることとなる。
このルートボックスからは1箱につき4つのアイテムが含まれている。出現するアイテムはレア度(コモン/レア/エピック/レジェンダリ)が設定されており、少なくともレア以上のアイテム1つを含むランダムなアイテムとなる。これらのアイテムはヒーローのスキン・エモート・プレイヤーアイコンなど直接戦闘には関わらないビジュアル面での向上のみだ。
ルートボックス
ルートボックスの開封
ルートボックスから下記のようなアイテムが獲得できる。
- プレイヤーアイコン: プレイヤープロフィールに表示されるアイコン。Overwatchのキャラクターやアビリティの他、Blizzardのタイトルから出張してきたキャラクターアイコン等も用意される。
- スキン: 21のヒーローそれぞれに新たな外見を適用するスキンを実装した。スキンにも上述のレア度が設定されており、低レアでは単なる色違いモデルだが、レジェンダリースキンにはウィンストンのSafariスキンやトレイサーのPunkスキンなどが含まれる。
- エモート: ゲーム内でヒーローに挑発や応援といった新しいアクションをアンロックする。
- スプレー: 戦場にヒーローやロゴマークの絵を描くことが可能となる。
- ボイスライン: コミュニケーションホイール内のクイックチャットでヒーローボイスをアンロックする。
- ビクトリーポーズ: チームの勝利時にヒーローが取るポーズを変更する。
- ハイライトイントロ: 特別なヒーローのイントロ映像をアンロックする。
新スキン
上記のルートボックスのアイテムを重複して獲得してしまった場合、自動的にゲーム内通貨「クレジット」と置き換えられ、その金額はレア度に依存する。このクレジットもまた新たにゲーム内通貨として実装されるもので、上記のアイテムを直接購入する際に利用できる。
クレジットを利用したスキン購入
ヒーローギャラリー
スキンなどのアンロック状況は新しくなったヒーローギャラリーから一目で確認することができる。
新ゲームモード: コントロール
コントロールは2本先取の3ラウンド形式で行うチーム間対戦モードだ。マップに設定された目標エリアの占拠がラウンドの勝利条件となる。コントロール用マップはフェーズ2ではLijiang TowerとNepalの2つが実装される。
新モード: vs. AI
vs. AI モードはその名の通りプレイヤーチームとAIチームで対戦を行う6対6のプレイモードだ。AIはフェーズ1の時よりも改善されており、AIとは言え対戦を楽しむことができる。このモードにはソロでもパーティーでも参加することができる。
その他、ヒーローバランスの変更やユーザーインターフェースの変更、バグ修正については公開中の下記パッチノートに掲載されている。
Overwatch Beta Patch Notes – February 9, 2016