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二度目の対戦、BF4 Premier 準決勝 HEV vs DtN をレポート。『JCG BATTLE REPORT』第37回

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2016/05/11 12:41

JCG BATTLE REPORT
JCG BATTLE REPORT:第37回

1週間のJCG大会が1ページで分かる『JCG BATTLE REPORT』、ほぼ毎週火曜日に更新中。
第37回はJCG Premier 2016 Spring BF4部門決勝トーナメント第1日目の試合を見てみよう。

過去1週間に開催した大会は以下の通りだ。リンク先から各大会の結果を確認することができる。

JCG Open

日付 大会名
5月5日(木) JCG R6S PS4 Open 2016 #03
5月6日(金) JCG CS:GO Open 2016 #07
5月9日(月) JCG R6S PC Open 2016 #03

JCG Master

日付 大会名
5月8日(日) JCG BF4 Master 2016 Spring Finals Day1

JCG Premier

日付 大会名
5月7日(土) JCG BF4 Premier 2016 Spring Finals Day1

JCG BF4 Premier 2016 Spring Finals

5月7日、BF4部門のSpringシーズン総決算となる戦いJCG Premier 2016 Spring Finalsが開幕した。この日行ったのは第1回戦(準決勝)、Hello everyoneとDetonatioN BYCMの試合だ。なお、もう一方の試合 CarryMe vs Team Astro は、Astro側のチームメンバー登録規定違反に伴う出場選手不足によりCrMの不戦勝となっている。というわけで、前回の特集の延長戦のような形になるが、今回もHEV vs DtN の試合にフォーカスしてみよう。

JCG BF4 Premier 2016 Spring Finals 準決勝戦 HEV vs DtN

今回Finalsで対戦するのは[HEV]Hello everyoneと[DtN]DetonatioN BYCMの2チームだ。前回ご紹介した通り、両チームはグループステージ勝者ブラケットの決勝戦にて激突している。当時のスコアは2-1でHEVの勝利。その結果、今回の対戦ではHEV側が1ラウンドのアドバンテージを有した状態から3本先取BO5形式で試合を行う。マップの選択は下記のように行われた。

選択マップ

  1. HEV) Siege of Shanghai
  2. DtN) Zavod 311
  3. HEV) Hainan Resort
  4. DtN) Dawnbreaker
  5. HEV) Golmud Railway

除外マップ

  • HEV) Operation Locker
  • DtN) Paracel Storm

マップの除外は前回対戦時と全く同様で、それぞれ苦手とするマップ、あるいは縁起の良くない所を除外した形だろうか。
1マップ目、HEVの選択したSiege of ShanghaiはDtNにとっても得意としているマップだ。前回の対戦では同マップをHEVが制したものの挑戦的な選択と言えるだろう。また、2つ目には先の対戦で完封と言っても過言ではない戦果を上げたHainan Resortを選択している。

対するDtNはこれまで戦果を上げてきたZavod 311を選んだが、2つ目は消去法でDawnbreakerという選択だろうか。

第1ラウンド Siege of Shanghai

前回、このマップではHEV側の陽動作戦が上手く働いてHEVが前半を獲得。そして後半は打って変わって堅実な守備でDtNの猛攻を凌いだHEVが金星を上げていた。

さて今回は[DtN]abitun選手が裏を取る動きを見せるものの、互いに前線を押し上げての正面 衝突で幕を開ける。5対5でのぶつかり合いは、[DtN]Akagami選手とMimoriN選手の好プレーを起点にDtN分隊がHEV分隊を全滅させて最初のボムサイトでの攻防へと戦場が移る。

障害を取り払ったDtN分隊は順当にBサイトへ爆弾を設置。万全の態勢でHEV分隊を迎え撃つ。この戦いで一度は解除を成功させたHEVだったが、一歩引いた位置に潜むabitun選手を最後まで排除することができず、繰り返して爆弾を設置されてしまう。更に守りを固めたDtN陣営を抜くことはできず、この日最初の爆破を成功させたのはDtNだ。


再設置された爆弾付近での攻防で再度相手を全滅させたDtNが次はCサイトへ爆弾を設置した。

DtN分隊が深く浸透したため、正面からの解除を余儀なくされたHEV分隊だったが、ここでHEVは屋内の制圧に3人、屋外には2名という人数配置をとる。屋内の選手が上手く相手の注意を引き、屋外から回りこんだENERGY選手が続けざまに敵3人を死角から撃ち抜いて辛くも解除を成功させた。


そして、ここで前半ラウンドは終了。1-0のDtNリードで後半ラウンドへと折り返す。

後半ラウンド、HEVは前回と同様の戦術で勢いよく陽動作戦を展開。しかし、これを完全に読んでいたDtNが陽動の二人を素早く排除。そのままDtNが前線をぐいと押し上げたために、HEV側は一気に形勢不利。そのまま封殺される形でDtNの爆破が成功した。

DtNは完全に敵陣まで浸透した理想的な展開を維持して更にBサイトへ爆弾を設置。HEV分隊はすぐにシャッターをこじ開けて解除に向かうが、建物外周で遊撃していたabitun選手、DustelBox選手の両名により完全に阻まれてしまい分隊が全滅。3つ目の目標が爆破され、ここで第1ラウンドDtNの勝利が決定した。


第2ラウンド Zavod 311

第2ラウンド、先に爆弾を確保したのはHEVだ。両チーム倒し倒されで一進一退の銃撃戦を行うが、じわじわとHEV分隊が前線を上げた。そして、一瞬の隙をついてCサイトへと爆弾を設置。設置直後のタイミングでDtN分隊を全滅させることにも成功する。

しかし、DtNもただでは渡すまいと必死に反撃を行う。HEV分隊を壊滅させて爆破秒読みのタイミングで目標に取り付き際どい解除に成功したかに見えた瞬間、走りこんできた[HEV]AssaultACE選手が解除を担っていたabitun選手を撃ち抜いて、ひとつ目の目標が爆散。第2ラウンドの先制点はHEVだ。


両チーム諸共目標が爆散したために新たな爆弾を巡る野戦で仕切り直しとなる。爆弾を先に確保しDoumeiji選手が3連キルを叩き出すなど勢いに任せて突き進んだHEVだったが、abitun選手を倒しきることができなかったために致命的な位置に爆弾を落としてしまう。そのまま罠に嵌った形でHEV分隊が壊滅。DtNが一気に押し込んでHEVのBサイトを爆破した。ここで同点となる。

最後の爆弾を巡って分隊の位置が入れ替わって更に二分される大混戦の様相となるが最終的に爆弾を設置したのHEV。すんでのところでHEV分隊をクリアしたDtNだったが、解除まで残り数秒というタイミングで超遠距離からロケットランチャーが飛来する。この爆撃はDtNが辛くも凌いで同点で折り返しとなった。

後半戦では遅滞戦術をとるDtNに対して、爆弾の奪取を狙うHEVの戦術が咬み合わない。想定よりも遅れながら爆弾を奪取したHEVが、まずは爆弾をBサイトに設置する。しかし、この爆弾はDtNが余裕を持って解除に成功。返す刀でDtNがCサイトに爆弾を設置。際どいところまでタイマーが進むものの、ここではHEVが解除に成功。再びカウンターでHEVがBサイトへ設置を行うが、これを解除され、更にDtNがCサイトへ設置。これもまた解除され再三HEVによるBサイトへの設置が行われた。

慌ただしい攻防の中で完全に混戦の様相を呈した目標周辺だが、実際にはHEV分隊の防衛線が幾重にも貼られている。そして時間が経過し、後半ひとつ目の爆破を成功させたのはHEVだ。


爆弾を確保しBサイトへ向かったDtN。目標に取り付くことには成功したものの、HEV分隊の絶え間ない妨害に耐え切ることはできなかった。一時はカウンターを許すも、すぐに爆弾を奪い返してDtNのCサイトへの爆弾設置、爆破が成功した。こうして第2ラウンドの勝敗の行方はオーバータイムへと持ち越しとなった。

オーバータイムで先に爆弾を設置したのはDtN。しかし、この爆弾をHEVがすぐに処理。しかもそのタイミングでDtNが全滅となる。結果、ほぼ万全の態勢でHEVはCサイトへの設置を行うことができた。ここでは[HEV]jaga選手、AssaultACE選手が綺麗に5人カットして危なげなく爆破を成功。タイムは2分42秒であった。

そして後半、爆弾を巡っての総力戦を制したDtNがそのままCサイトへラッシュをかけ、銃撃戦での完封という形で1分28秒という驚異的なスピードで爆破を成功。第2ラウンドもDtNが獲得した。ここでスコアは2-1。DtNが決勝進出へ王手となっている。

第3ラウンド Hainan Resort

最初の銃撃戦を制したのHEV。爆弾を確保してそのままBサイトへとラッシュをかけ、難なく設置を成功させた。布陣を終えたHEV分隊の防御かいくぐっての解除は難しく、僅か1分38秒という短時間でHEVが先制点を獲得した。

続けてHEVが爆弾を確保。更にCサイトへの攻勢をかける。ここで2度の設置、2度の解除という攻防が繰り広げられるが、最終的にDtNが爆弾を確保。カウンターでBサイトへの設置を成功させた。

この爆弾は解除されるもののDtNが立て続けにAサイトへスライドして設置、更にもう一度Aサイトへ設置。2度めの防衛では前衛に[DtN]KaKU選手が立つことで盤石の態勢を築いた。そしてここでDtNが同点へと追いつく。


次の爆弾周辺でDtN分隊を全滅させることに成功したHEVが三度目の正直でCサイトへ爆弾を設置。激しい攻防の最中で再びDtN分隊を全滅に追い込み、前半は2-1でHEVのリードで折り返すこととなった。

後半ラウンド、最初の衝突を制したのはHEVだ。DtN分隊を全滅させて前半同様のスピードでBサイトへの設置に成功する。際どいタイミングで目標に取り付いたDtNだったが、ダメ押しでENERGY選手がこれを阻み、ここでHEVが3点目をあげた。

HEVの更なる追撃を凌いだDtNはBサイトへ爆弾を設置するも、これは難なく解除されてしまう。サイト付近での混戦を経て、Cサイトへの設置にDtNが成功。2点の余裕を持つHEVはこの目標の放棄を選択し、スコアは3-2となった。

更にBサイトへ設置を行ったDtNだったが、待ち構えていたHEV分隊により全滅することとなり、Aサイトへのカウンターを受けることとなった。ランチャーの飛び交う中、KaKU選手とabitun選手の身を挺しての解除がDtNの息を繋いだ。そして最後のチャンスを最大限に生かしてCサイトへ設置。この防衛線でHEV分隊を全滅させてオーバータイムへと持ち込んだ。

前半では両チームとも設置と解除を1回ずつ行う粘りぶりを見せた。そして、残り2分を切った状況でHEVによるBサイトへの設置が行われた。この攻防でHEVは分隊全滅という危機に追いやられるが、最後の一人となったAssaultACE選手が2対1の状況を見事切り抜けるファインプレーを見せて状況を脱した。前半HEVの爆破タイムは4分13秒となった。


後半で最初の銃撃戦を制したHEVは爆弾の設置を選択。強行した形となったため一旦は解除を許すこととなったが、再びHEVが設置を行った。これも解除されることとなったが、十分に時間を稼いだため、この時点でDtNに残されたチャンスは最大でも1回ということとなった。

最後のチャンスで爆弾をBサイトへと運び込んだDtNだったが、HEVの猛攻を凌ぎきることができず、分隊が全滅してしまう。これによりタイムアップとなり、第3ラウンドはHEVの勝利だ。取得ラウンド数は2-2、次のマップが最終ラウンドとなる。

第4ラウンド Dawnbreaker

最終ラウンドはDawnbreaker。陣営による有利不利がはっきりと分かれたマップだ。前半はHEVが有利陣営でスタートとなる。

最初に爆弾を確保したのはDtNだ。DtNは不利陣営ということもあり、時間を多く使ってじわじわと攻める構えだ。小さく固まって前線を上げるDtNに対して、HEVは包囲殲滅という戦い方を選んだ。最初の交戦では広く展開したHEVの勝利。一転してHEVは的を絞らない攻め方で広く散開したままカウンターをしかける。しかし、この攻勢も設置には至らなかった。
こうして互いに寄せては引いてということを繰り返して、この試合初めて互いに無得点のまま前半ラウンドを終えることとなった。

後半ラウンドでも最初に爆弾を確保したのDtN。手堅く撃ち合って前線を切り崩したDtNは丘上を制圧した後に万全の態勢でAサイトへ仕掛けていく。完全に頭上を押さえられた形でHEVにとっては絶体絶命とも取れる状況だが、「丘の奪還」と「爆弾設置の阻止」という2つの目標を的確な役割分担で見事にこなしてHEV分隊はこの状況を抜けだした。

丘の奪還を完了して、この時を待っていたとばかりにHEVの反撃が始まる。自陣での掃討戦から反撃へ転じる動きの中で目覚ましい活躍を見せたのがRenpidSA選手だ。Aサイトの防御のためサイト近くの建物に展開していたDtN分隊に対して、先行していたRenpidSA選手は単身突入して制圧。更に裏に回り、危険な位置まで展開していたabitun選手を狙撃で倒し、4人連続キルでチームへ貢献した。


その甲斐あって、このラウンド最初の爆破をHEVが成功。更に爆発のタイミングでDtN分隊を全滅させたことで、追撃のチャンスをも得た。

先の攻撃の後、そのまま敵陣に居座ったHEVは現れた爆弾を拾い上げると強引にBサイトへと爆弾を設置した。

強行に見えた設置だったが、その実容易は周到で、この時点で既にHEV分隊はメンバーの半数がBサイトをロケットランチャーで狙い撃つ位置へと配置を済ませていた。前衛として突撃していたHEVの3人を掃討してDtN分隊が爆弾に到達した頃には、爆弾の解除を一切許さない態勢が出来上がっていたのだ。


復帰したメンバーも合わせて5人分のロケットが降り注ぐ中で爆弾の解除など到底行うことができず、後半2つ目の目標はそのまま爆破されることとなり、第4ラウンドの勝者はHEVとなった。

以上、獲得ラウンド数3-2という結果により、チーム Hello everyone がこの試合の勝者に決定した。
今回はグループリーグの結果によるアドバンテージのため第4ラウンドまでで勝敗が決してしまったが、もし対等の対戦であれば第5ラウンドが最終決戦となった試合だ。高いレベルで実力の似通った両チームの戦いの続きは、願わくば次シーズンでも見たいものだ。

そして、来週5月15日(日)17時30分より行われる決勝戦は Hello everyone vs CarryMe という対戦カードとなる。勢いに乗っているHEVか、GF王者として順当に歩を進めているCrMか、2016シリーズ最初のPremier王者が決定する戦いを見逃すことのないように。

JCG BF4 Premier 大会サイト


編集後記

今回ご紹介しました大会の配信録画はJCGのYoutubeチャンネル、『JCG tube』にて順次公開しております。そちらも合わせてお楽しみください。
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次回、JCG BATTLE REPORT 第38回は、5月17日(火)に掲載予定です。

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