JCG史上最年少出場 tyson選手の世界大会挑戦レポート【IEM Shenzhen 試合編】
2014/07/25 12:00
7/16~7/20まで開催された「IEM Shenzhen」に出場したHS部門JCG代表 tyson選手による試合レポートです。
デッキ選択
今回はFreezemageとMiraclerogueとDruidとFaceghunterを選択しました。
mageは対handlockとzooMiracle対策、Miracleは受けが広くどのデッキにも勝てるデッキだったので最初から選択する予定で、druidも同じ理由で選択する予定でした。
3つのデッキを事前に固めていたのですが、出発当日になって4つデッキが必要だということを知りました。(ルールが当日まで公表されていなかったのです・・・)
そこで対Miracleとmageとhanalock用にFacehunterを投入しました。
今回の大会は特殊なルールが採用されていました。
・4つのデッキを提出
・その中から3つを選ぶ
・お互いに対戦相手の選択したヒーローが知らされる
・お互いにその中から1つ相手のヒーローRemoveする
・残った二つのデッキでBO3
このルールで相当経験の差が出てしまいました。
RDU選手をはじめその他多くの招待選手はDreamhackでこのルールを経験していたようです。
対戦
Firstmatch VS Jackychan 0-2
Hunter以外を選択。
mageをRemoveされたので残ったDruidとRogueの二択となります。(僕はWalockをRemove)
ここでRogueを選択したのは後悔していません。
【一戦目】
あの手札では勝利は遠かったですが、Miraclerogueはそういうデッキなので仕方がないと思っています。
【二戦目】
Druidミラーでは4tでKeeper of the groveを出してしまったのがミスプレイでした。
Losersmatch VS Unknown 2-1
ここも経験の浅いHunter以外を選択。
相手はDruidをRemove(僕はMageをRemove)
【一戦目】
Miracleで有利な局面を築くもネットワークトラブルでRestartとなります。
【二戦目】 FreezeがFreezeさせて除去を効率的に行い最後はAlextraszaからのフィニッシュで勝利。
序盤にFreezeを我慢して大事な所で使ったのが勝因となりました。
【三戦目】
相手はMiracleで有利なマッチアップでしたので特に苦労することはありませんでした。
最後は相手がConcedeで勝利。
Freezeは総じて手札に助けられながらの勝利でした。
ちなみにこの対戦相手は名前が不明のままです。
※公式にもその人だけ名前が載っていません。
Finalmatch VS Jackychan
結局最後までHunterを選択することはありませんでした。
選択するだけの自信がなかったのです。
相手はまたMageをRemove(僕もまたWalockをRemove)
【一戦目】
Miracleミラーでした。
Firstmatch程の手札の悪さではなかったので、勝ちのチャンスがあると思い頑張ったのですが、相手が完璧な動きを見せ、勝ちを掴むことはできませんでした。
【二戦目】
Druidで挑みましたが不利なマッチアップを覆すには至りませんでした。
これはMiracleにDruidで挑むことを想定していなかったからです。(Mageを二回Removeされることを想定していなかった)
敗因と反省
今回の敗因はルールに慣れていなかったことと、大会用の構築が作りきれていなかったことにあると思います。
例えば対戦相手のJacky選手はMiracleに2枚のconsealとcoldbloodを入れていました。
これはLadderではとてもリスキーな構築ですが、大会などMiracleを相手にする機会が多い場面ではとても強力な構築です。
もっと海外の選手と調整すべきでした。
今回は何人かの海外選手と交友関係ができたので今後は調整をし、また国際大会に出場したいと思います。
今回、国際大会で初勝利をあげることができました。
残念ながらその姿はお見せできませんでしたが、次こそはGLを突破したいと思います。
また一歩一歩世界に近づいていきたいです。
■会場のレポートはこちらから
http://www.j-cg.com/news/201
特別協賛
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
http://jp.msi.com/